アジール栄養講座その⑦〜ガソリンの入れ方part1〜

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アジール栄養講座その⑦〜ガソリンの入れ方part1〜

2021/08/02

今までは車で言うところのボディメンテナンスの話でした。

食事でいう「おかず」の話でした。

今回からはメンテナンスして強化したボディをどうやって動かすかという

ガソリンの話をしていきます。食事で言うご飯の話です。

 

どういうガソリンをどのように取り込んで動かしていくかという話を

していきます。

 

前回までの体作りを踏まえてのコンディショニングの話をしていきます。

 

部活動をしているお子さんであれば、試合前の調整段階の話です。

ジョギングを趣味としてる一般ランナーにも重要な話になっていきます。

ダイエットを目的としてる方にも応用する事ができますし、

アジールのような飲食店や立ち仕事している業種の方にも

応用できる話です。

 

では。

 

「カーボローディング」という言葉を聞いた事ありますか?

駅伝やマラソン、サッカーなどの長時間スポーツでは知られている事かと

思います。

日常生活でも“この日は!“という日があると思います。

市民マラソン大会や、会社が参加する展示会の日だったり、

子供の運動会で父兄参加の競技で子供に“パパすごーい!“と

言ってもらえる日には1番有効です。

フットサルで応援しに来た彼女に“素敵!カッコいい♡“と思われるチャンスです。

 

ここではレースや試合前、1週間の栄養の摂り方でのコンディショニングの話を

していきます。

 

今回は簡単です。

 

日曜日に試合があると仮定して下さい。

試合当日1週間前の栄養コンディショニングで

当日のパフォーマンスが変わります。

 

当日前の1週間を前半と後半に分けます。

前半の食事の摂り方ですが、

簡単に言うと、「おかず」と「ご飯」の割合を、

「おかず」7「ご飯」3くらいの割合を意識して

食事してみて下さい。

「おかず」もタンパク質を多めに意識して下さい。

 

車で例えるならこの事はガソリンタンクを大きくする作業を

試合1週間前の前半でやってみて下さい。

トップアスリートの中には9:1、10:0にしてる選手もいますが、

あまりオススメしません。

 

ガソリンタンクが大きくなればそこに入れるガソリンもたくさん入ります。

という事はより多くのエネルギーを体内に蓄える事になり、

ガス欠なく動けるという事につながります。

 

筋疲労の話はあくまでボディで、

今回はガソリンの話です。

 

全く別の話なので、混同しないようにして下さい。

 

話を戻します。

 

週の前半で大きくなったガソリンタンクにガソリンを蓄えていきましょう。

「おかず」と「ご飯」の割合を前半と逆転させてみて下さい。

糖質多めという言葉です。

 

糖質というか炭水化物が効果的です。

例えばそばやうどんを食べるならその上に餅を乗せて食べてみたり、

「おかず」が少ない分、普段お茶碗で食べてたご飯を丼にしてみたり、

カレーライスにしてご飯の量を増やすなんて事もありですね。

お替わりが2杯だったのを3杯4杯にしてみたり、食後に果物を食べてみたりするのもいいでしょう。トーストも普段より枚数を増やしたり、ジャムを足したりしてみて下さい。

とにかく試合直前の週後半は割合を変えて食事をして下さい。

そうする事によって前半大きくなった筋肉の中のガソリンタンクに

後半ガソリンを蓄える事で、当日ガス欠になりにくい身体が出来上がる

という事になります。

 

こんな時ても「まごにわやさしい」を心がけて下さいね。

 

こうやって試合直前の栄養コンデショニングをしてみて下さい。

これがカーボローディングという方法です。

マラソンやサッカー、水泳なんかでは当たり前のコンデショニングです。

 

あまりやり過ぎるとそれまでに鍛え上げた筋力が落ちる可能性もあります。

なのであくまで調整段階のみの話として捉えて下さい。

 

ダイエットをしてる方は日々の食事で朝食を週の後半、夕食を週の前半と

置き換えてみたらどうでしょう?

 

余談ですが「腹減ってリキが出ないやー」ってドラゴンボールの孫悟空は言ってますけど、きっとカーボローディングできてなかったんでしょうね。

 

part2では当日のガソリンを摂るタイミングと摂取方法をお話していきます。

 

今回はこれまで。